この記事では、「優柔不断」と同様の意味を持ちながら、シーンに応じて使い分けられる別の表現を紹介します。
特に以下の2つの観点から表現を分類し、それぞれに適した言い回しをご提案します。
- ビジネスの場でも使える丁寧でフォーマルな表現
- カジュアルな会話で使いやすい柔らかい言い換え表現
トレトレ一緒に勉強していきましょう!
ビジネスでの「優柔不断」の言い換え

以下に、少しフォーマルなシーンでも使える、優柔不断のビジネス向けの言い換えをご紹介します。
逡巡(しゅんじゅん)
「逡巡」は、ある決断に至るまでに心が揺れ動く様子を表現する言葉です。
単に決められないというよりも、真剣に考えあぐねている状況に使われ、知的で思慮深い印象を与えます。
黎明果断(れいめいかだん)
「黎明果断」は冷静かつ素早く決断する姿勢を示す言葉です。
危機的状況でも的確に対応する判断力を持つ人物像を描く際に用いられます。
優柔不断と対極にある言葉として、信頼性を感じさせる表現です。
慎重
「慎重」は、一見似ていても「優柔不断」とはニュアンスが異なります。
判断に時間がかかる点では共通しますが、「慎重」には熟慮を重ねる肯定的な印象があります。
重大な選択や影響力の大きい意思決定の場において好まれます。
思慮深い
「思慮深い」は、決断に時間がかかっても、物事を深く理解しようとする姿勢を評価する語です。
ネガティブに見られがちな「優柔不断」と違い、信頼される人物像を演出することができます。
判断力がない
「判断力がない」は、重要な局面での対応力や決断力に欠けている状態を指す、やや辛口な表現です。
仕事や組織内での信頼性に関わる文脈で用いられることが多く、具体的な問題点を伝えたい時に使えます。
煮え切らない
「煮え切らない」は、物事に対してはっきりとした態度を示さない状態を表す言葉です。
優柔不断と近いニュアンスですが、特に「何かを決めきれないことへの苛立ち」が含まれるため、ビジネスの場では注意して使う必要があります。
意見がまとまらない
「意見がまとまらない」は、グループや会議で決定事項が見えてこない状態をやんわりと伝える表現です。
個人に向けた直接的な批判を避けつつ、柔らかく状況を説明する際に役立ちます。
「優柔不断」の意味とは?

はじめに、「優柔不断」とはどういうことを指しているのか、その基本的な意味を整理しておきましょう。
言葉の定義
この言葉には、次のような意味があります。
- 判断を下すのに時間がかかる、あるいはためらいがちである状態
- 物事を決めるときに、迷いが多く即断できない性質
- あれこれ気になってしまい、結論を出すのに手間取る様子
用例紹介
「優柔不断」という言葉が実際にどう使われるか、いくつかの例文で見てみましょう。
- 彼はいつも優柔不断で、締切直前になっても返答があいまいなままだ。
- レストランに入ってもすぐに注文を選べない私は、自分の優柔不断さに呆れることがある。
- チーズケーキとチョコレートケーキのどちらにするかでずっと悩んでいる彼女は、まさに典型的な優柔不断タイプだ。
使用上の注意点
この言葉を使う際には、以下のような点に気をつけるとよいでしょう。
- 「優柔不断な結論」など、人ではなくモノに対して使うと文として不自然になることがあります。
- 相手を非難するような表現にならないよう、配慮をもって用いるのが無難です。
- 「優柔不断の人」といったように不自然な助詞を組み合わせると、文の流れが不自然になる場合があります。
カジュアルでの「優柔不断」の言い換え

普段の会話で、「優柔不断」という言葉を使わずに、やわらかく伝えられる表現をまとめました。
友達や同僚との会話で役立つカジュアルな言い回しをご紹介します。
踏み切れない
最初に紹介するのは「踏み切れない」です。
これは、何かを決定したいけれど、あと一歩が踏み出せないときに使える表現です。
選択をやめてしまう場合にも適しており、「どっちも捨てがたくて迷っている」ようなシーンにぴったりです。
怖がり
次に紹介するのは「怖がり」です。
こちらは少しフランクな言い回しで、「行動を起こすのに躊躇してしまうタイプ」を表すときに便利です。
日常的な場面で、相手にやんわりと指摘したいときに向いています。
のらりくらりしてる
続いては「のらりくらりしてる」です。
やや曖昧な態度を取る様子を表しますが、ひらがな表記にすることで印象が柔らかくなり、批判的にならずに使えます。
和やかな雰囲気の会話にもなじみます。
相手を気づかうタイプ
次は「相手を気づかうタイプ」です。
決断が遅いことを、他人への配慮からくるものとしてポジティブに伝えたい場合に使えます。
例えば、「○○さんってどんな人?」と聞かれたときに、「とても気遣いのある人だよ」と言い換えると印象が良くなります。
判断を委ねる人
次は「判断を委ねる人」です。
自分で選びきれず、人の意見を重視する傾向を表します。
近しい関係の中で「ちょっと迷ったら、すぐ誰かに聞くタイプ」などと補足すると自然に聞こえます。
はっきりしない
次は「はっきりしない」です。
選択を保留し続ける印象があり、「優柔不断」という言葉よりも柔らかめ。
ただし、場合によってはやや否定的に響く可能性もあるので、トーンに気をつけて使いましょう。
よく迷う
次に挙げるのは「よく迷う」です。
選択肢が多いときに決断に時間がかかる人に対して使うことができます。
たとえば、メニュー選びにいつも時間がかかる友人に「迷いがちだよね~」と冗談まじりに使うのもありです。
デリケートな性格
次は「デリケートな性格」です。
「優柔不断」と言ってしまうとネガティブに聞こえがちですが、「繊細な性格」と表現すれば、丁寧で思慮深い人という印象に変えることができます。
少し気弱な態度にも好感を持たせたいときにおすすめです。
自分を持って
最後に「自分を持って」です。
これは、何かに流されそうな人に「もっと自分の意見を大事にしてね」と遠回しに伝えたいときに使えます。
強く責めずにエールを送るようなニュアンスで使うと効果的です。
「優柔不断」のカタカナ・英語の言い換え
- wavering
- アバウト
- hesitant
- ナイーブ
- フレキシブル
- indecision
「優柔不断」の言い換えについてのまとめ
今回は、決断が苦手な人を表すさまざまな表現をご紹介しました。
言い方によって印象が変わるものも多く、状況や相手に合わせた使い分けがポイントになります。
場面に応じて、ぴったりの言葉を選んでみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました!
